シトロエンは6日、EVスポーツコンセプトの『SURVOLT』が、10日にフランスで行われる「ルマンクラシック」において、デモ走行を実施すると発表した。
SURVOLTは、今年3月のジュネーブモーターショーで披露。シトロエンが考える未来の2ドアスポーツの提案だ。グラマラスなフェンダー形状や、ボディ一体デザインのリアスポイラーなど、アグレッシブなフォルムが特徴。ボディサイズは、全長3850×全幅1870×全高1200mmと、全長はコンパクトにまとめられた。
シトロエンは6日、このSURVOLTを初めてデモ走行させると発表。同時に、これまで謎に包まれていたスペックを明らかにした。
EVパワートレーンは2個のモーターと、2個のリチウムイオンバッテリー(蓄電容量31kWh)で構成。モーターは300psもの最大出力を引き出す。カーボンファイバーボディやチューブラーシャシーにより、1150kgの車重を実現。0-100km/h 加速5秒以下、最高速260km/hという一級のパフォーマンスを備えている。
フル充電状態での最大航続距離は、約200km。充電は220Vコンセントで10時間、急速チャージャーなら2時間で完了する。
シトロエンはこのSURVOLTを、「オールエレクトリック・レーシングカーコンセプト」と表現。10日のルマンクラシックでは、あのジャッキー・イクス氏の娘で、ベルギー出身の女性レーサー、ヴァニーナ・イクス選手が、SURVOLTのステアリングホイールを握るという。