「独立記念日は最も危険」…米IIHSが安全運転呼びかける

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米国の独立記念日に事故への注意喚起(画像はミズーリ州セントルイス)
  • 米国の独立記念日に事故への注意喚起(画像はミズーリ州セントルイス)

米国IIHS(高速道路安全保険協会)は28日、7月4日の独立記念日を前に、「独立記念日は1年で最も多く交通死亡事故が発生する日」と、安全運転を呼びかけるキャンペーンを開始した。

IIHSの調べによると、7月4日の独立記念日には、全米で毎年平均148名が交通事故によって命を落としているという。これはアメリカの独立を祝って、車で外出する人が増え、「祝杯」を上げた後、飲酒運転するドライバーが多いことが関係していると推測される。IIHSは、「7月4日は1年で最も危険な1日」と指摘する。

また2004~2008年の5年間で見ると、7月4日の他に8月13日、7月15日、1月1日にも死亡事故が多発しており、この4日間の1日平均交通事故死者数は114名と突出しているという。IIHSのアドリアン・ルンド社長は、「交通死亡事故を減らす対策は、待ったなしの状態」と警鐘を鳴らす。

IIHSは死亡事故が増えている要因として、ここ数年の全米各州における速度制限の引き上げや、運転中の携帯電話使用などドライバーのマナー悪化も関係していると分析。7月4日の独立記念日を前に、ドライバーへの啓蒙活動に取り組んでいる。

《森脇稔》

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