フォードモーターは24日、タイに4億5000万ドル(約400億円)を投資して、乗用車の新工場を建設すると発表した。
新工場はタイの東部、ラヨン県に建設。最新設備を導入した効率の高い生産工場となる。最大で1万1000人の雇用を創出。年産台数は、15万台を想定している。
フォードのアラン・ムラリー社長兼CEOは、「タイ新工場の建設は、フォードの成長にとって非常に重要なステップ。アジア太平洋地域における急激なニーズ拡大に応えるのが目的」と述べた。
新工場では2012年から、次期『フォーカス』を生産する計画。次期フォーカスは、フォードのグローバルCプラットフォームを活用。全世界で年間200万台を販売する戦略車となる。タイ製のフォーカスはタイ国内で販売するだけでなく、全生産量の85%はアジア各国へ輸出される予定だ。