新日鉄、高効率発電設備を導入…エネルギーの有効活用とCO2排出量削減

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新日本製鉄は、製鉄所に高効率発電設備を導入してエネルギーコストの低減改善と省エネルギー・省CO2を推進する。

君津製鉄所と大分製鉄所の高炉拡大改修、コークス炉新設などの鉄源増強に伴って副生ガスが増加するため、これを有効活用するため、東京電力、九州電力それぞれと高効率の副生ガス専焼ガスタービン複合発電設備を新設する。また、室蘭製鉄所では老朽化した自家発電設備を更新し、高効率化する。

君津製鉄所には副生ガス専焼ガスタービン複合発電設備1基を新設し、152.9MW発電する。2012年6月から稼働する予定。

大分製鉄所も副生ガス専焼ガスタービン複合発電設備を1基新設する。発電出力は145MWで、2015年2月から稼働する予定だ。

鉄鋼メーカーは、二酸化炭素(CO2)排出量がトップクラスで多く、今後、地球温暖化防止に向けてCO2排出量削減を迫られるのは必至。このため、製鉄工程で発生する副生ガスを電力に活用してエネルギーの有効活用によるコスト削減やCO2排出量の削減を図る。

《レスポンス編集部》

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