飲酒で居眠り、起こされて急発進の末に歩行者はねる

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11日午前8時20分ごろ、福岡県福岡市博多区内の市道で、車道を塞ぐように停車していた軽トラックが突然発進。前方の交差点に信号を無視して進入し、横断中の女性をはねる事故が起きた。警察は運転していた24歳の男を現行犯逮捕している。

福岡県警・博多署によると、前のクルマが発進してからも車線を塞ぐように止まっていた軽トラックの運転者に対し、後続車の運転者が注意しようとガラスをノックしたところ、クルマは急発進。前方の交差点に赤信号を無視して進入した。

クルマは6車線の国道385号を横断。横断歩道を渡っていた長崎県諫早市内に在住する48歳の女性をはねたが、この女性を押し出しながら前方の歩道で横転。女性はクルマの下敷きとなり、骨盤などを骨折する重傷を負い、近くの病院に収容されている。運転していた福岡市東区内に在住する24歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、警察は自動車運転過失傷害や道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

現場は福岡市博多区博多駅南2丁目(N33.34.49.1/E130.25.27.3)付近の市道で、JR博多駅南側にある交差点。調べに対して男は「朝まで居酒屋で酒を飲んでいた」などと供述。男は信号待ちの際に居眠りをしていたが、ノックに慌ててクルマを漫然と発進させたとみられている。

《石田真一》

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