フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)は24日、1.2リットル「TSI」エンジンを搭載した『ポロ』の発表会を行った。その席上、ゲラシモス・ドリザス社長は今年1 - 4月の販売について「輸入車の伸びが11%にとどまっている中、当社は約1万6000台販売し、30%近く伸びている。その結果、輸入車シェアも3.4ポイント上昇し、28.5%までになった」と満足そうに述べた。
同社は今年初め、商品、マーケティング、カスタマーバリュー、ネットワークに関して「積極的な戦略を打ち出した」という。例えば、商品については『ゴルフ』をはじめとしたエコカー減税対象車の拡充や、スポーツ&特別仕様車などの導入を行った。マーケティングでは、顧客に対して共感度の高いメッセージを持つ広告宣伝を展開。
「販売店に関しても見直しを行い、アフターセールスケア体制を刷新した。また、フォルクスワーゲン・アカデミーを設立して、総合的なトレーニングを社員や販売店にも受けてもらった」とドリザス社長。
こうした努力の結果、販売台数を大きく伸ばしたわけだが、ドリザス社長は今後も「お客様目線に立った」改革を進めていく方針で、来年1月からは250ある販売店について、チャネルを一本化していく予定だ。