住友重機械工業は、ブラジルに減速機を製造する工場を新設すると発表した。
同社の減速機事業はこれまで、国内に3か所、中国に3か所のほか、ベトナム、ドイツ、米国にそれぞれ1か所づつ生産拠点を持っており、今回、新興市場として需要の拡大が見込まれる南米に進出する。
新工場では中大型減速機を製造、各種クレーン、セメント・石炭ミル設備、発電設備、エレベータなど向けに供給する。
ブラジルは、鉄鉱石をはじめとする資源需要が高まっており、経済発展で今後も安定した需要が見込まれる。現地法人を設立し、ブラジル国内、南米地域での事業拡大を目指す。2015年に約50億円の売上げを見込む。