哀川翔リタイア…ラリー北海道

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今年の初戦となるラリー北海道のスタートをきる哀川翔選手(21日)
  • 今年の初戦となるラリー北海道のスタートをきる哀川翔選手(21日)
  • 再出走のために整備を受けるフィエスタST(22日)
  • ポディウムフィニッシュで歓声にこたえる、哀川/安東両選手(23日)

アジア・パシフィックラリー選手権第2戦ラリー北海道が21 - 23日、帯広市を中心に開催された。TEAM SHOW(正式名称:Show AikawaWorld Rally Team)の哀川翔/安東貞敏の駆るフォード『フィエスタST』(#25)は2日目でリタイアした。

本格的なラリーステージが始まった2日目、哀川/安東組はSS3でコースアウト。コースに復帰できずデイリタイヤとなった。

哀川選手は「コースはとても滑りやすいけど、SS2は気持ち良く走れた。SS3の後半の左コーナーをオーバースピードで進入してアウト側にコースアウト。岩にのりあげてしまったためにコースに復帰できなかった」と説明する。

ドライバー、コ・ドライバー、そしてマシンにも大きなダメージはなく、スーパーラリールールにより3日目に再出走した。

哀川/安東組は前日の反省をいかし慎重に走る。「あまりの霧の深さにアクセルを踏み込むことが出来なかった」と哀川。しかしSS14でトラブル発生、2速ギアが使用不能となりペースを落とす。午前のセクション終了後のサービスタイムは20分しかなく、トランスミッションを交換できずに午後のSSに挑む。その後3速ギアも使用不能となり、困難な状況下で2日目を終えた。

出走台数の4分の1がリタイヤするラリーだった。哀川は「なんとか走りきろうという思いでゴールまでたどり着くことができた。もっと練習を重ね、ラリージャパンでは完全完走を目指す」と語る。

安東は、予想以上に哀川のドライビングスキルが向上しているという。「それだけに、早々のリタイヤは残念だ。(2日目は)路面状況が思った以上に悪く、しかもミッショントラブル発生という事態に、よく対応したと思う。ペースノートをきちんと理解して走れるようになったことは今回の最大の収穫だ」とコメント。

《高木啓》

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