粗鋼生産量56.7%増、自動車向けなどが回復…4月

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日本鉄鋼連盟が発表した4月の鉄鋼生産概況によると粗鋼生産量は前年同月比56.7%増の898万8000tと6か月連続で前年を上回った。

前年同月が大幅に落ち込んでいた反動で、大幅プラスとなったほか、自動車や電機の生産が回復しているため。ただ、前月比では3.8%減で、回復力は弱い。4月の1日当たり粗鋼生産は29万9600t、前月と比べて0.6%減となった。

炉別生産では、転炉鋼が前年同月比65.2%増の699万7000t、電炉鋼が同32.9%増の199万1000tだった。

鋼種別生産では、普通鋼が同47.1%増の698万6000t、特殊鋼が前年同月の約2倍となる200万2000tだった。

また、4月の銑鉄生産は668万2000t、同52.4%増となり、6か月連続でプラスとなった。熱間圧延鋼材生産は786万6000t、同66.7%増と、5か月連続増加した。

4月末の高炉稼働基数は前月と同じ34基中、27基。

《レスポンス編集部》

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