クラリオン『スムーナビNX710』は、2009年に吸収合併したザナヴィのエンジニアと同社のエンジニアが共同で開発。互いの持つ技術をひとつにまとめあげたモデルだという。市場での想定価格は約15万円だが、機能的にはワンクラス上のものに匹敵する。
従来モデルのスムーナビは、地図メディアにSSD(Solid State Device)を採用していたが、2010年モデルのNX710とNX110はSDHCカードを地図メディアに採用している。現状では差分更新などの予定が無いため、カードの抜き差しができないよう、スロット部にはカバーがなされている。
SDカードを採用したことについて、説明員は「汎用メディアを利用することで製造コストを低減させた」とする。SDカード自体の容量も増してきたことで、膨大なデータも収められるようになった。
見栄えも大きく変わった。バックライトにLED照明を使ったワイドVGAモニターは上位モデルの『クラスヴィア』に肩を並べる。地図のサプライヤーはインクリメントPからゼンリンへ変更。大都市部における詳細地図はかなり美しくなっている。