電子情報技術産業協会が発表した3月の移動電話国内出荷台数は284万台、前年同月比2.1%減と3か月ぶりにマイナスとなった。
各携帯電話メーカーが春モデルの新製品を投入したものの、需要を押し上げる効果は低かったい。
2009年度累計では3142万6000台、前年同期比12.3%と2年連続マイナスとなった。年間の出荷台数3000万台前半の規模は、1998年度の水準。携帯電話の新販売方式の影響で、携帯電話を購入した利用者が機種変更などで新しい機種に買い替えるサイクルが長期化している模様。
3月の携帯電話は276万1000台、前年同月比1.1%減と3か月ぶりにマイナスとなった。携帯電話のうち、ワンセグ対応製品は217万6000台、同9.3%減で、ワンセグ搭載率は78.8%となった。
PHSは7万9000台、同29.2%減と4か月ぶりにマイナスとなった。