3日午後7時15分ごろ、奈良県天理市内の市道で、高齢女性2人が路肩を歩いていたところ、後ろから急発進してきた乗用車にはねられる事故が起きた。2人は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた76歳の男を自動車運転過失致死容疑で逮捕している。
奈良県警・天理署によると、2人は近くの病院に収容されたが、79歳の女性が頭部強打でまもなく死亡。74歳の女性も全身を強打し、事故から約4時間後に死亡した。警察はクルマを運転していた76歳の男を4日に自動車運転過失致死容疑で逮捕している。
現場は天理市櫟本町(N34.36.53.6/E135.49.55.1)付近の市道で、幅員約5mの直線区間。調べに対して男は「家族をクルマから降ろしている際、ゆっくりと動き出したのでブレーキを踏んだら加速した」などと供述しているという。クルマはAT車だった。
警察ではドライブレンジに入れたまま停車していたクルマがクリープ現象で動き出し、男がブレーキと間違ってアクセルを踏んだことで急加速に至ったものと推測している。