ホンダが5月13日から発売するガスパワー発電機『エネポEU9iGB』は、「カンタン操作、カンタン収納」などの言葉とともにPRされるが、もうひとつのポイントとして、「高品質な電気」といううたい文句がある。
ホンダが15日に東京「船の科学館」で開催した汎用製品体験会では、さまざまな電動工具に触れられるDIYコーナーが設けられ、『EU26i』1台、エネポEU9iGB 2台、『EU9i』1台の合計4台により、電動ドリル(90W)や電動ノコギリ(400W)、研磨サンダー(55W)などの工具を同時に稼動させていた。
複数の電動工具を稼動させても安定した電気供給を行なうエネポEU9iGBについて、ブラック&デッカーの担当者は、「電動工具が長持ちする」と話す。
「DIY現場では、ディスカウントスーパーなどで格安で手に入れた発電機を使用している人たちを見かける。発電機には意外とお金をかけていないようだが、インバータなしの発電機と電動工具を接続して使うと、モーターが焼きついたり、チャージャーが壊れたりと、痛い出費につながる」(同担当者)
正弦波インバータを搭載し、エンジン回転数に関わらず周波数を一定とすることで、家庭用電源と同等の安定した高品質な電気を供給することができるエネポ。波形歪が小さいぶん、工具のバッテリーやモーターに与える負荷を低減することで、工具が長持ちするという。
並列に2台つながったエネポは、電動ドリルなどの不規則なオン・オフや、さらに他の人が電動ノコギリを使用したとしても、その変化に呼応して時おり回転数を上げたりまた静かになったりと態度を変えるが、供給される電気は常に安定。ブラック&デッカーの担当者も「これなら安心して複数の工具を使える」という。