浜松ホトニクスと住友金属工業は13日、抵抗溶接に替わるレーザ溶接を実現する直接集光型高出力半導体レーザを共同開発、第一弾の製品として4kW-DDLシステム『L11585シリーズ』を国内外の加工装置メーカー向けに4月30日から発売すると発表した。
国内唯一の高出力半導体レーザ(LD)メーカーである浜松ホトニクスは、自動車用薄鋼板などの材料を供給する住友金属と、世界最高水準のレーザ加工技術を共同開発してきた。住友金属が各種材料の比較や各種加工技術との比較評価による応用開発を、浜松ホトニクスが評価結果を製品開発に反映させ、今回、溶接や表面処理向けの製品を市場投入する。
浜松ホトニクスは、今後も切断などの幅広い加工分野で開発を進めるとしている。
また、この新製品は4月21日から4日間、東京ビッグサイトで開催される世界の三大ウエルディングショーのひとつで、日本唯一の溶接専門展「2010国際ウエルディングショー」に出展する。