4日午後4時55分ごろ、宮城県柴田町内にあるスーパーマーケット駐車場で、駐車中の乗用車から火が出ているのを所有者の男性が発見した。車内には3歳と1歳の女児が取り残されていたが、延焼前に救助されたためにケガはなかった。クルマは全焼している。
宮城県警・大河原署によると、同町内に在住する37歳の男性と、その妻にあたる29歳の女性が買い物を終えて駐車場に戻ったところ、駐車中の自分のクルマから火が出ているのを発見したという。
車内には実子である3歳と1歳の女児が取り残されていたが、延焼前に車外に助け出された。煙を吸ったことから2人とも一時は呼吸器系の異常を訴えていたが、大事には至らなかった。救出の際に女性が焼けたドアハンドルをつかみ、この際に軽度のヤケドを負っている。
クルマはその後、地元消防が消火活動を行ったが、火の勢いは強く、約30分で全焼している。
現場は柴田町槻木上町2丁目(N38.4.26.6/E140.48.47.8)付近にあるスーパーマーケット駐車場。事故当時、クルマのエンジンは切られた状態だった。調べに対して男性は「ライターを車内に忘れたかもしれない」と供述しており、警察では3歳の女児がいたずらした可能性が高いと推測している。