タカラトミーは6日、ダイキャスト製ミニカー『トミカ』ブランドの新機軸として知育玩具商品を展開すると発表した。第一弾として、録音・再生機能搭載のクルマが付いたあいうえお学習機『コロコロあそぼ!トミカおしゃべりあいうえお』を6月24日から発売する。
「コロコロあそぼ!トミカおしゃべりあいうえお」は、幼児教育で注目されている「知育」「情育」「体育」の3育のうち、「知育」をコンセプトにした商品。これまでのトミカ遊びには、「ごっこ遊び」による「情育」、「手ころがし遊び」による「体育」の要素が含まれていたが、より「知育」に焦点を当てた商品をつくることはできないか、と「クルマ遊び」と「ことば遊び」を融合させ、遊びながら学べる学習機が企画された。
同商品は、トミカらしくクルマを使って遊ぶのが特徴。録音・再生機能のついた全長約11cmの赤いクルマをボード左側にある駐車場部分にセット、録音ボタンを押してからボードの文字を入力するとクルマに音声が記録され、転がして遊ぶと音声が再生される。ゆっくり転がせばゆっくりと、逆に転がせば逆に再生され、手転がし遊びをしながら言葉遊びを自然に楽しむことができる、としている。
この他にも、スイッチを押して電源を入れると登録した名前を呼んでくれる機能や、文字の問題、しりとりといった様々な言葉遊び、クルマのクラクションやサイレン音を鳴らす「くるまのおと」ボタンといった、トミカならではの遊びの機能を搭載する。
また、同商品は目の不自由な子どももそうでない子どもも一緒に遊ぶことができる「共遊玩具」として、点字シールの無償提供サービスを実施する。
タカラトミーは「言葉に興味を持ち始めたひとりでも多くの子どもたちが、大好きな“くるま”遊びを通して楽しく学べる“楽習機”となることを願う」としている。
全国の玩具専門店、百貨店などで6月24日より発売。価格は6090円。