【バンコクモーターショー10】バンコクは非常に危険な街…、ではない

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タクシン元首相支持者(反独裁民主戦線=UDD)によるデモ活動が活発化しているタイの首都バンコク。デモ行進や抗議集会、アピシット現首相の私邸前に参加者から集めた血液を撒くなど大規模な活動をおこなっている。

そして、それに伴ってバンコク郡に適用されている治安維持法が今月30日まで延長されるなど、状況は緊迫。自動車メーカーをはじめ日本の大手企業はタイヘの渡航禁止やバンコクへの立ち入り禁止などが徹底され、バンコク駐在員を日本へ避難させている企業も少なくない。

では、現在のバンコクはとても危険な場所なのか?

結論からいうと、平和そのものだ。治安維持法が施行しているとはいえ、王宮周辺のデモ区域を除いて、街の様子は通常通り。クルマも走っていれば人も街を歩いているし、街中で軍隊を見かけることもないし警官が多いという印象もない。デモ活動の影響で減ってはいるようだが観光客も多く、繁華街も街の屋台も、夜中まで普段と変わらない賑わいである。さも街が危険かのような印象を受ける日本のニュース報道とは裏腹に、あまりの平和さに拍子抜けしてしまうというのが正直な印象だ。

写真は約9万人という大規模なデモがおこなわれ、爆発騒ぎもあった27日のバンコク市街地の様子。土曜日なので道路交通量が平日より少ないものの、デモ区域を除けばいたって平穏である。

《工藤貴宏》

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