降雪地ならではの夏タイヤ需要でリーズナブルなセット販売を提案

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他のフジ・コーポレーション系列店と同様、黒の外装を持つ長岡店
  • 他のフジ・コーポレーション系列店と同様、黒の外装を持つ長岡店
  • 街道沿いの好立地。駐車場も広い
  • 店舗に飾られた取扱いタイヤブランドのパネル
  • 駐車場の収容台数は36台
  • 新規開店の店舗だけあって、最新のタイヤ交換機を揃える
  • チェンジャー2機にバランサーを揃える
  • 店舗内ではセール品を初めとしてホイールの展示品を多数揃える
  • 壁面にはブランドホイールを一面に設置

タイヤ・ホイールの専門店チェーンを運営するフジ・コーポレーションが、新潟県長岡市に「タイヤ&ホイール館フジ 長岡店」を新たにオープンさせた。新潟店に続き県内2番目の店舗となる。

長岡店は、国道17号長岡東バイパス中沢ICおよび新たにオープンした商業エリア「アクロスプラザ長岡」に隣接し、JR長岡駅東口から徒歩15分(約1.5km)、関越自動車道長岡ICからクルマで20分(約9km)という立地に店舗を構える。

長岡駅東土地区画整理区域に登場したアクロスプラザ長岡は、レストラン・ファッション・ショップ・各種サービスなどのテナントが集合した郊外型ショッピングモールで、その斜め向かいに位置する長岡店は36台収容可能な駐車場を備え、「ショッピングのついでに」という気軽な気持ちで立ち寄ることができる。

◆降雪地の重要を的確に捉える

東京から向かった記者の「このあたりの道路はなぜ赤茶色に染まっているのか」という素朴な質問に対して、スタッフからすぐに答えが返ってきた。

「鉄分を含んだ地下水で融雪しているため、アスファルトなどが赤茶色になっている場合があるんです。この地方特有の光景かもしれませんね」

同店のスタッフは、長岡出身者をはじめ、新潟県内や隣接県の出身者で陣営をかためられている。販売部サブマネージャーの齊藤一雄氏は新潟県内出身。スタッフたちは商品はもちろん、地元の事情にも精通していて、親身に対応する姿勢を忘れない。

「最初に山形県内の店舗に就き、7年目の今年、長岡オープンを機に地元新潟に帰ってきました。これからは地元を知り尽くした人間だけにわかるサービスやコミュニケーションも心がけていきたい」(齊藤氏)

新規ユーザの獲得を目指しながらも、オープンして1週間弱という時点では、新潟店に通っていた既存ユーザが長岡店に来店するという流れが多かったという。それは、既存ユーザの奪いあいではなく、複数店舗を展開することでタイヤ&ホイール館フジ全体の認知度・ブランド力向上へつなげているとも齊藤氏は話していた。

◆限られた予算でも幅広い提案力を

フジ・コーポレーションは、同社ホームページ上で350万セット以上の掲載商品群から選べる「フィッティングルーム」をホームページ上で展開し、「ユーザのほとんどは欲しい商品をウェブ上で決めてから来店する」(同社)としているが、それでも実際に店に入って商品を間近に見ると、最初にウェブ上で決めた商品のほかに、店内に並べられた品とに迷うというユーザも少なくないという。

「中には新潟市内などにある競合店の見積もりを持って来る人もいます。我々はその見積り額と同じ金額を出すのであれば、もうワンランク上の海外製のホイールをバラエティよく提案できるし、同額でクォリティの高い日本製のものも紹介できます。そうした幅広い提案力を備えていると自負しています」(齊藤氏)

常時1000本以上といわれる豊富な在庫から、マッチングさえすればすぐに交換作業が完了するという。

「モニターが2台、ノートパソコン1台で、あらためて当店のデスクでフィッティングを試みてもらい、商品が決まれば作業は約1時間程度で終了するでしょう。平均的には商談時間が30分、取り付けに30分ですね」(同)

◆夏タイヤへの履き替え時期を商機に

長岡店がオープンしてから1週間弱、齊藤氏は同店の来店客についてこうまとめた。

「7割ほどが国産、残り3割が輸入車という割合です。輸入車はドイツ車がほとんどで、BMW、フォルクスワーゲン、アウディあたりが目立ちますね。フィアットやプジョーなども少なくないです。国産・輸入問わず、予算は15万円から20万円というところですね」(齊藤氏)

また、3月下旬からは夏タイヤへの履き替えの時期となり、タイヤを目当てに来店するユーザが増えるという。

「例えば『プリウス』オーナーの場合、夏タイヤへの交換が目的で来店されますが、やはり燃費をさらに良くしたいという思いがあるようで、リーズナブルな軽量ホイールとタイヤのセットに食指が動くということもしばしばあります。その場合、軽さやデザインに優れた各種ホイールに加え、各種エコタイヤなどとの組み合わせ例をいくつか提示し、お客様の予算内で可能な選択をご提案します」(斎藤氏)。

オープンしたての長岡店だが、全国にネットする店舗の豊富な在庫と、スタッフの熟達した知と技で、「長岡エリアで唯一無二の存在として愛される店に育てていきたい」と齊藤氏は意気込んでいる。

タイヤ&ホイール館フジ 長岡店では4月11日までオープニングセールを実施。数量限定タイヤ&ホイール4本セットや、各社の新作品をいち早く特別価格にて提供中だ。

【取材協力】
タイヤ&ホイール館フジ 長岡店
住所:新潟県長岡市中沢町字太田498-5
(アクロスプラザ長岡 斜め向かい)
TEL:0258-30-0055
FAX:0258-30-0066
営業時間
平日:10時30分 - 19時30分
土祝日前日:10時00分 - 20時00分
日・祝日:10時00分 - 19時00分
定休日:無休
店舗URL http://www.fujicorporation.com/shop/nagaoka.html
※4月11日(日)までオープニングセールを実施中
店舗ウェブサイトでも折り込みチラシの閲覧が可能

《レスポンス編集部》

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