富士通、出光の中国工場の生産管理システムを構築

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富士通は、出光興産が中国に新設した電子機器や自動車電装部品に応用する機能性樹脂コンパウンドの製造工場の生産管理システムを構築した。

今回構築したシステムは、出光の中国・東南アジアの製品供給体制を支えるICT基盤として稼働開始した。出光は、日本、アジア、欧州、米国で委託加工による機能性樹脂コンパウンドを製造している。需要拡大に対応するため、機能性樹脂コンパウンドの自社製造工場を広州に設立した。

富士通は、この工場の生産管理システムを構築するため、出光の工場進出当初からプロジェクトに参画、中国でシステム構築のノウハウをもつ富士通信息系統も協力して、工場と出光の本社との橋渡しを行うとともに、中国独自の会計制度や税制対応、保税システム、税関システム対応といった中国でのシステム構築の留意点を踏まえてシステムを構築した。

システムは、機能性樹脂コンパウンドの受注管理、生産計画、生産実績管理、出荷管理、在庫管理などを行うシステムで、富士通の生産管理ソリューション「プロネス」をベースに、出光固有の機能を開発、本社拠点のシステムとの連携を強化している。

また、富士通は、工場の電話網や通信回線、ウイルス対策などのシステムを構築するなど、工場のIT基盤を全面的にサポートした。

《レスポンス編集部》

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