三桜工業、米国のチューブ製造工場を買収

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三桜工業は、米国で自動車配管用チューブの製造工場を買収、ブレーキチューブと燃料チューブの現地生産を開始する。

同社100%子会社のサンオー・アメリカ・インコーポレーテッドは、クーパー・スタンダード・オートモティブ社から、オハイオ州アーチボルド市にあるチューブ製造工場を買収した。同工場は3月からサンオー・アメリカのアーチボルド工場として自動車配管用チューブの生産を開始する。

サンオー・アメリカはこれまで、チューブを主に日本から輸入していたが、今回のアーチボルド工場の稼動で、チューブの生産から製品への曲げ加工までの全工程を現地で完結できる体制が確立する。アーチボルド工場で生産されたチューブは今後、カナダ、メキシコ、ブラジルなどの米州地区をはじめとする三桜工業の現地法人に供給する計画。

三桜グループとしては、米国でのチューブ製造工場の稼動により、日本、中国、インド、タイと合わせて主要5拠点でチューブ製造拠点を持つ。今後は、これらのチューブ製造拠点より、世界19か国の同社の車両配管製品の加工拠点にチューブを供給していく。

《レスポンス編集部》

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