全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは4月17日に鈴鹿サーキットで開幕する。レースフォーマット変更によりトップ争いの展開が変わることが期待される。
レース戦略に大きな影響を与えるレース距離について見直した。カテゴリー統括団体の日本レースプロモーションと各レース主催者との連携により決定された200km、220km、230km、250kmという距離は、昨年に比べシーズントータルで短縮された。
スプリント化によりレースは“瞬間頭脳合戦”の様相となり、タイヤ交換が義務づけられたレースでは、さらにその度合いが強まる。最後まで目の離せないレース展開が期待される。
また第3戦(7月18日決勝、富士スピードウェイ)では、「日曜予選・決勝方式」を取り入れる。通常の「土曜日予選・日曜決勝方式」に比べ、予選から決勝までのセッティング作業時間が短くなる。もし予選で下位に沈めば、決勝で大きな賭けに出たりするかもしれない。
「たった1日の中で1つのミスも許されない“全てのスプリント要素”を制した勝者を、留まることを知らない緊張感をもって目撃するはずです」(日本レースプロモーション関係者)