川崎汽船、シップリサイクルシステム構築のため自動車運搬専用船を提供

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川崎汽船は、国土交通省の「先進国型シップリサイクルシステム構築に関する調査」事業に日本籍自動車運搬専用船「にゅーよーく はいうぇい」を提供する。

提供する船は3月9日午前10時に室蘭港西2号埠頭に着岸した。竣工以来、完成車輸送に156航行に従事したこの船は、室蘭への最終航海を加えた第157次航で使命を終える。

国土交通省が公募したこの事業で使用される船舶は、日本船主協会から、会員会社に対して候補船の提供が要請されていた。今回、調査を請け負う日本海洋科学が事業管理者として受注、実際に船を購入した寺岡が所属する「室蘭シップリサイクル研究会」のメンバーが解体実証実験を実施する。

同社ではにゅーよーく はいうぇいの解体実証実験が、日本のシップリサイクルシステムの構築に活用され、ここで得られた知見と技術が環境にやさしいリサイクルで世界に貢献することを期待するとしている。

《レスポンス編集部》

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