椿本チエインは24日、ケーブル・ホース支持案内装置「ケーブルベヤ」のグローバル競争力の強化のため、ドイツのカーベルシュレップ社(KS)の全出資持分を取得して子会社化すると発表した。
椿本チエインは、ケーブル・ホース支持案内装置として1959年にチェーン方式のケーブルベヤの生産を開始した。その後、鉄鋼設備や工作機械への需要拡大を受けて、1968年にこの分野では草分け的存在であったKS社と技術提携契約を結び、以来40年にわたってスチール製からエンジニアリングプラスチック製ケーブルベヤへと品種、用途を拡大してきた。
今回の子会社化は、KS社との長年にわたる技術補完関係を生かしてシナジーを発揮するのも狙いの一つ。