中学生の自転車に衝突、無免許の発覚恐れて逃走

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16日朝、山梨県甲府市内の県道で、道路を横断中の自転車に対し、左方向から進行してきた原付バイクが衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた男子中学生が重傷。バイクはそのまま逃走したが、警察は後に58歳の男を逮捕している。

山梨県警・甲府署によると、事故が起きたのは16日の午前7時50分ごろ。甲府市酒折3丁目(N35.39.19.2/E138.36.24.2)付近の県道で、道路を横断しようとしていた14歳の男子中学生が乗った自転車に対し、左方向から進行してきた原付バイクが衝突した。

自転車は転倒。中学生は左足を骨折する重傷を負ったが、バイクはそのまま逃走した。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。約15分後に同市内で南甲府署員がよく似た特徴のバイクを発見。容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は片側1車線で、被害者が横断を開始したのは横断歩道や信号機の無い場所だった。当時は渋滞しており、双方が車列をすり抜けるように走行していたとみられる。

逮捕された男は2005年に免許取消処分を受けていたが、以後も日常的に運転を続けていたとみられる。調べに対しては「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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