昭和シェル12月期決算…たな卸資産評価影響やマージン低下で経常赤字

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昭和シェル石油が発表した2009年12月期の連結決算は、営業損益が571億4200万円の赤字となった。前年同期は122億8300万円の赤字で赤字幅が悪化した。

売上高は前年同期比38.2%減の2兆0225億2000万円と大幅な減収となった。経常損益は564億5500万円の赤字だった。原油価格の急落によるたな卸資産評価への影響が、前半にまで及んだことや石油製品の市況悪化に伴うマージンの低下、CIS太陽電池事業での宮崎第2プラントの立ち上げ費用などが影響した。たな卸資産評価の影響を除いた場合の連結経常損失は116億円だった。

最終損益は京浜製油所扇町工場の閉鎖の決定に伴う一時的費用として211億円を計上したのに加え、給油所の資産処分損・減損損失を計上したことなどから576億1900万円の赤字だった。

2010年12月期の連結業績見通しは、現状の市場環境の先行きが不透明なため、開示していない。

《レスポンス編集部》

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