NEXCO西日本の関西支社は15日、ETCレーンでの事故の発生状況、通過速度の状況についてまとめた。
同支社ではETCレーンの安全対策として、2009年7月13日から全ての料金所のETCレーンで開閉バーの開くタイミングを遅らせることによる通過速度の抑制対策を行ってきた。本格的な導入開始から約6か月が経過し、ETCレーンでの事故件数、通過速度は減少してきているとしている。
対策実施から今年1月14日までの6か月間の事故件数は51件で、対策実施前である前年同期は191件だったため、事故件数は約73%減少した。事故の原因では51件中約6割の30件がカード未挿入によりレーン内に停止した車両に後続の車両が追突する事故だった。
また、40km/h以上でETCレーンを走行する車両の割合は対策実施の6か月後に約68%減少したとしている。