[新東名トンネル照明実験]キャビテーション清掃車との相性も検証

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新たなトンネル照明の開発に向けた実証実験
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静岡県の新東名高速道路・金谷トンネル(仮称)で始まったトンネル照明技術の実証実験では、新光源による照明の照度・輝度・視認性などの検証のほかに、メンテナンスの効率化にむけた検証も行なっている。

今回の実験で採用された新光源、蛍光灯・ハロゲン・LEDの3種類の照明ユニットには、サイズや構造などに違いがあるが、共通するところもある。発光面が1枚の平面ガラスで覆われている点だ。

NEXCO中日本は「洗浄しやすくするため、というのもひとつの理由」と話す。実験エリアには、キャビテーション清掃車の姿があり、壁面の照明ユニットを高速清掃装置で洗うデモンストレーションが行なわれていた。

キャビテーション清掃車は、NEXCO東・中・西などが共同開発し2008年に発表した「世界初のトンネル照明灯具清掃技術」(同)で、洗浄水(泡)を噴射し、短時間で照明設備を掃除することができるという。

同車は、車線を規制してブラシで掃除する従来モデルとは違い、50km/hで走りながら清掃作業を進められたり、GPSと連動させて洗浄ノズルの照準を照明設備位置に自動的に合わせられるなどのメリットも持つ。

NEXCO中日本は、「この実証実験で、キャビテーション清掃車と、実験中の照明ユニットの相性なども調べてみたい」と意気込んでいた。

《レスポンス編集部》

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