飲酒運転で岸壁から転落、同乗者が死亡、自分は脱出

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8日早朝、鹿児島県志布志市内の港で軽乗用車が暴走し、岸壁から転落する事故が起きた。この事故で同乗していた37歳の女性が死亡。警察はこのクルマを運転し、転落後に自力脱出した37歳の男を飲酒運転容疑で逮捕している。

鹿児島県警・志布志署によると、事故が起きたのは8日の午前5時ごろ。志布志市志布志町志布志(N31.27.44.5/E131.6.2.3)付近にある志布志港で、軽乗用車が暴走。そのまま岸壁から海に転落した。

運転していた同市内に在住する37歳の男は自力で車外へ脱出したが、助手席に同乗していた女性は車内に取り残されたままで、地元消防が救出を行ったが、後に死亡が確認された。溺死したものとみられる。

男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、「鹿屋で酒を飲んだ後に現場までクルマを運転してきた」と供述したことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。

男は岸壁に止めたクルマの中でも缶ビールなどを飲み続けていたという。転落は男がクルマを方向転換する際に運転操作を誤ったことで発生したとみられる。警察では自動車運転過失致死容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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