クルマに監禁、現金を強奪した2人を逮捕

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兵庫県警は6日、昨年11月に兵庫県明石市内で19歳の男性を拉致し、車内に監禁した状態で脅迫。ATM(現金自動預払機)で引き出させた現金約12万円を奪ったとして、神戸市内に在住する男2人を強盗傷害や監禁容疑で逮捕した。

兵庫県警・明石署によると、逮捕された38歳と31歳の男は2009年11月1日の午前0時ごろ、帰宅するために明石市内の路上を歩いていた19歳の男性に対し、後方から金属棒で数回殴打。軽乗用車の後部座席に押し込め、約8時間に渡って監禁した疑いがもたれている。

男たちはこの間、男性に対して「お前が交際中の女性も拉致した。無事に帰して欲しければカネを払え」などと、虚偽の内容で脅迫。途中で立ち寄ったコンビニエンスストアに設置されたATMで現金約12万円を引き出させ、これを奪ったという。

通報を受けた警察が預金の払い出し記録から使用されたATMを特定。防犯カメラ映像の分析を進めたところ、神戸市西区内に在住する38歳の男と、同市兵庫区内に在住する31歳の男の存在が浮上。この2人を容疑者と断定し、6日までに強盗致傷などの容疑で逮捕した。

調べに対して2人は「知らない」などと容疑を否認。現場周辺では1週間後にも類似の事件が発生し、約100万円が奪われており、警察ではこの事件との関連も視野に入れた捜査を続けている。

《石田真一》

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