KYBが発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は経常利益が前年同期比48.1%減の19億1800万円とほぼ半減した。
売上高は期前半の生産・販売数量の大幅な落ち込みが影響し、同34.8%減の1782億9900万円と大幅な減収となった。
収益では売上げが減少した中でコスト削減や原価低減の徹底で、営業利益が同77.7%減の12億6600万円と黒字となった。当期損益は海外子会社のリストラ費用や国内事業再構築費用を特別損失に計上、1600万円の赤字に転落した。
通期の業績見通しは、各市場で自動車販売が上向き、同社の受注が予想を上回る見通しとなったことや総原価低減活動の効果で上方修正した。売上高が同24.4%減の2490億円、営業利益が40億円、経常利益が47億円、最終利益が17億円と黒字となる見通し。