GSユアサ・パワーサプライは8日、米国子会社のGSユアサ・リチウム・パワーが、大型リチウムイオン電池工場の稼動を開始したと発表した。GSユアサグループが大型リチウムイオン電池を海外で組立てるのは今回が初めて。
GSユアサ・リチウム・パワーは、米国で急速に拡大する大型リチウムイオン電池の受注増加やニーズに対応するため、大型リチウムイオン電池の組立機能を持ち、従来の5倍の建屋面積を持つアトランタ市内の場所に移転した。組立工場を現地に設けることで、オバマ政権が掲げるグリーンニューディール政策などで急拡大が見込まれる北米の大型リチウムイオン電池市場で、従来の宇宙・防衛分野に加えて、航空・産業・鉄道分野にも事業を展開していく方針だ。
GSユアサ・リチウムパワーは2013年度に売上高10億円を目指す。