オートバックス第3四半期決算、ETC特需薄れ減収

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オートバックスセブンが5日に発表した2009年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比69.4%増の103億6400万円と大幅増益となった。

売上高は同11.1%減の1865億6100万円と減収だった。卸売り部門のホイールやモータースポーツ関連が低迷したのに加え、ETC特需の効果が薄れてきた。スタッドレスタイヤの販売も低調で、低価格商品の構成比率が拡大し、減収となった。

小売り部門は、フランスの景気低迷、中国の店舗網縮小、為替変動の影響などから海外子会社の売上が減少した。さらに、中期経営計画の施策実施による米国事業からの撤退、台湾子会社の株式譲渡、二輪用品販売店舗の売却、カーズ札幌の清算に伴う売上減なども影響した。

損益では、売上原価低減やETC車載器の取り付け工賃の増加が収益に貢献した。経常利益は同62.4%増の115億4300万円、当期純利益が同413.6%増の56億6900万円だった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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