ホンダが発表した2009年4 - 12月期(第3四半期)の連結決算は営業利益が前年同期比42.0%減の2676億7800万円と大幅減益となった。期初に大幅減益となったのをカバーできなかったため。ただ、10 - 12月期は減収だったが、コストダウン効果などから大幅増益となった。
売上高は四輪車事業の売上げ減少や為替換算の影響で同23.4%減の6兆2996億0700万円だった。四輪車の売上げ台数は国内、アジアは増加したものの、北米で減少し、同11.2%減の251万8000台となった。二輪車の売上げ台数は国内やアジア、南米で低迷したため、13.3%減の703万7000台となった。汎用事業も同15.8%減の285万8000台と不振だった。
収益では、減収に伴う利益の減少、為替差損、減産によるコスト影響などから税引前四半期純利益は同47.3%減の2426億1100万円だった。当期純利益は38.1%減の1962億2400万円だった。
一方、10 - 12月期は四輪車の売上げ減などから売上高は同11.5%減の2兆2407億円だったが、営業利益は工場稼動率の回復などで販売費・一般管理費が減少、研究開発費の削減やコストダウン効果で同72.7%増の1769億円、四半期純利益は同565.1%増の1346億円となった。