横浜ゴムが発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累)の連結決算は、営業利益が前年同期比0.1%増の173億1100万円となった。
減収となったものの、原材料価格が前年同期に比べ安値で推移し、経費や販促費などのコスト削減が寄与し、為替差損も縮小したため、微増となった。経常利益は同64.5%増の144億4100万円、四半期純利益が同88億円増の90億4400万円となった。
売上高は同16.2%減の3440億2000万円だった。タイヤ事業は中国、ロシアなどが伸びたものの、主力市場の日本、米国で販売が伸び悩んだ。MB事業も需要低迷が響き、ホース配管、コンベヤベルトを中心に販売が落ち込んだ。
タイヤ事業の売上げは同14.6%減の2728億3200万円、営業利益は同18.0%増の167億5900万円だった。販売低迷で減収だったものの、原材料価格の下落やコスト削減により増益となった。
通期の連結業績は前回予想を据え置く。