毎年恒例の日本クラシックカー協会主催の『ニューイヤーミーティング』が今年も東京江東区台場の青海臨時駐車場特設会場にて開催された。
このイベントは、1979年までに生産されたモデルを中心にそのオーナーやクラブ、ショップなどが車両を展示、また、部用品の販売や情報交換を会場内で行うという、さながら自動車の蚤の市といった雰囲気に包まれている。
そして、その歴史はもう30年以上も前、東京プリンスホテルの駐車場で開催されたのが始まりで、その頃は輸入車、それも60年代やそれ以前のクルマが中心で、そのオーナー同士の交流を深めるのが目的として開催されていた。その後、場所を絵画館や明治公園、汐留、横浜と場所を移し、現在の台場へと落ち着いたのである。また、この場所で新年の挨拶を行うというのが恒例で、今年も、あちらこちらでそういった光景を見ることが出来た。
近年の『ニューイヤーミーティング』ではコンクール等も行われ、今回はイギリス車がテーマ。そのエントリー数は50台を超え、その参加バリエーションはロータスやジャガーといった現在も存在するメーカーから、ヒルマンやモーリスといった残念ながら消滅してしまったメーカーまで多岐にわたり、見るものを楽しませた。
また、現在、参加の中心となっている日本車では、スポーティタイプのモデル以外にもセダンタイプや商用車などこのイベントならでは、普段はもうなかなか見ることのできないクルマ達が多く姿を見せ、根強いファン層があることを伺わせた。