電柱が倒壊、通りがかったクルマを直撃

自動車 社会 社会

25日午前、宮城県村田町内の町道で、電線の移設作業を行っていたところ、古い電柱が突然倒壊。たまたま真下を通り掛ったワゴン車を直撃した。クルマは前面部が大破し、運転していた27歳の男性が骨折などの重傷を負っている。

宮城県警・大河原署によると、事故が起きたのは25日の午前9時50分ごろ。村田町沼辺新日の崎(N38.3.52.7/E140.44.2.0)付近の町道で、東北電力の協力会社が電線の交換作業を行っていたところ、コンクリート製の電柱1本(全長約12m)が根元から突然倒壊。約6m分がが車道側に傾き、たまたま真下を走行していたワゴン車を直撃した。

ワゴン車は前面部が大破。運転していた同町内に在住する27歳の男性は顔面を強打し、近くの病院に収容されたが、骨折などの重傷を負った。警察では作業に当たっていた6人から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

倒壊した電柱は1987年に製造され、1988年に現場へ設置されたもの。老朽化したことから付近の電柱と合わせて交換作業が行われていた。事故直前には3本接続された電線のうち、2本までを取り外したが、この直後に倒壊したようだ。

工事前の外観チェックでは特に問題がなかったとされるが、警察では内部で損傷が進み、張られた電線で辛うじて安定が保たれていた可能性もあるとみて、詳しい調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース