COPPA DI SUZUKA、往年のレーサーも登場

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練習会の模様。ジャガーXK120
  • 練習会の模様。ジャガーXK120
  • 練習会の模様。アルファロメオ1300GTAジュニア
  • サーキットを駆け抜ける1965年式MGB
  • 元トヨタワークスの見崎清志氏が駆るルノー・ルーテシアルノースポール
  • サーキットでのラップタイムトップはこのルノー・ドーフィン。アルピーヌA110のエンジンを搭載しているという
  • ランチア・ストラトスも鈴鹿サーキットを駆け抜けた
  • 見崎選手のルーテシアにわずかに及ばなかったロータス・エラン(1969年式)
  • 日本では非常に珍しいシムカ・ラリー2

全日本ヒストリックカータイムラリー選手権『COPPA GIAPONE2010』の第1戦『COPPA DI SUZUKA』が1月16日から17日にかけて三重県の鈴鹿サーキットに於いて開催された。主催はコッパディ鈴鹿実行委員会。

『COPPA GIAPONE』は年間で6戦開催され、そのほとんどが公道や、私有地の駐車場等を利用し、交通ルールにのっとったタイムトライアルやジムカーナ等を開催しているが、第1戦の『COPPA DI SUZUKA』のみはタイムトライアル以外にサーキットの走行会も含まれているのが特徴である。

16日は午後からサーキット内パドックにおいてタイムトライアルの練習会を開催。これはある特定区間を主催者指定の時間にどれだけ正確に走行するかを競うものである。参加者は、ドライバーとナビゲーターとの連携をどのようにするか(例えば10秒で通過する場合、10、9、8とカウントダウンとするのか、逆に1,2,3とカウントアップするのかなど)、計測ラインをどのように通過するかなど様々な工夫を凝らしながら練習を繰り返した。

翌17日は午前中に、鈴鹿サーキット東コースにおいて45分間の走行会を開催。参加者はレーシングスーツに身を固め、コースを全力で駆け抜けた。そして、その中には元トヨタのワークスドライバーであり91年にはルマン24時間耐久レースにも参戦した見崎清志氏(特別参加)の姿も見られ、その走りは現役を引退した今も衰えを感じさせない迫力あるものであった。

昼食を挟んで午後は前日練習を行った成果を試すためのタイムトライアルを開催。参加者は前日の工夫や反省を活かし、果敢に挑戦していた。

『COPPA GIAPONE2010』の次回以降のスケジュール(予定)は
・3月13 - 14日 COPPA DI KYOTO
・4月10 - 11日 COPPA DI KOUMI
・5月22 - 23日 COPPA DI KARUIZAWA
・6月19 - 20日 COPPA DI TOKAI
・11月23日 COPPA DI TOKYO
となっている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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