【デトロイトモーターショー10】キャデラック XTS…プラグインHV搭載

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キャデラック XTS
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GMは12日、デトロイトモーターショーにおいて、キャデラックのコンセプトカー『XTSプラチナム』を公開する。メルセデスベンツ『Sクラス』、BMW『7シリーズ』、レクサス『LS』などに対抗するフラッグシップサルーンで、2012年に市販予定だ。

XTSプラチナムは、現行『STS』『DTS』の後継車として企画。ライバルのSクラス、7シリーズ、LSが、すでにハイブリッド車を設定していることから、XTSプラチナムにもハイブリッドシステムが用意される。

ハイブリッドシステムは、直噴3.6リットルV6ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたもの。トータルスペックは350ps、40.8kgmをマークする。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、家庭用コンセントからも充電可能なプラグインハイブリッド車。充電時間は約5時間だ。

このシステムは、モーター、エンジン、エンジン+モーターの3モードを持つフルハイブリッド。アイドリングストップや回生ブレーキも装備される。駆動方式は4WDだ。

エクステリアは、キャデラックのデザイン言語「アート&サイエンス」に則って設計。最上級サルーンにふさわしい、堂々のルックスが与えられた。ヘッドランプには最新のLED技術を応用。20インチのアルミホイールは光沢ビレット仕上げとなる。

ボディサイズは全長5170×全幅1900×全高1500mm、ホイールベース2837mm。レクサス『LS600hL』(全長5180×全幅1875×全高1475mm、ホイールベース3090mm)とほぼ重なる大型ボディだ。

インテリアには、キャデラックのクラフトマンシップをふんだんに注入。素材は吟味され、クリームレザーにダークウッドを組み合わせる。スイッチ類の数を減らし、中央のタッチスクリーンモニターに操作系を集約。メーターにはオーガニックLEDが使用された。「オンスター」や最新のカーテレマティクスシステムも搭載される。

XTSプラチナムは現時点ではコンセプトカーだが、2012年初頭、現行STSとDTSの後継モデルとしてデビューを飾る見込み。大型SUVの『エスカレード』にハイブリッドを設定するものの、環境対応技術ではライバルの後塵を拝しているキャデラックだけに、GMはこのXTSで復権を狙う。

《森脇稔》

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