追跡パトカーをまいた軽トラ、石垣に激突

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21日夜、三重県伊賀市内の市道で、パトカーの追跡を受けていた軽トラックが路外へ逸脱。道路右側の民家石垣に突っ込む事故が起きた。クルマは大破し、運転していた24歳の男性が意識不明の重体となっている。

三重県警・伊賀署によると、事故が起きたのは21日の午後9時15分ごろ。これより約5分前の午後9時10分ごろ、伊賀市長田(N34.46.8.7/E136.6.48.3)付近の国道163号をパトロールしていた同署パトカーの乗員が、片方のヘッドライトの電球が切れた軽トラックを発見。整備不良の疑いがあるために停止を命じた。

クルマはこれに従って停止したが、幅員が狭い橋上だったこともあり、署員は運転していた男性に「橋の向こう側まで行くように」と指示。クルマは再発進したが、橋を渡りきっても止まらず、速度を上げて逃走を開始した。

パトカーは追跡を行ったが、クルマは90km/h超の速度で逃走。約1kmに渡って追跡したが、最終的には振り切られた。このため、パトカーはクルマの逃走方向に向けて進行していったところ、伊賀市小田町(N34.46.4.8/E136.7.19.8)付近の市道で路外に逸脱し、道路右側の民家石垣に激突しているクルマを発見した。

衝突によってクルマは大破。運転していた男性は頭部を強打し、意識不明の状態で近くの病院に収容されたが、後の調べで京都府南山城村内に在住する24歳の男性と判明している。

現場は幅員約5mの直線区間で、幅員が減少する場所だった。警察では速度超過とハンドル操作の誤りが事故の主因と推測している。

《石田真一》

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