先を急ぐ観光バス、ひき逃げ

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8日夜、東京都港区内の都道で、道路を横断していた自転車と、交差点を左折進行してきた大型観光バスが衝突する事故が起きた。自転車の男性は収容先の病院で死亡。バスはそのまま逃走したが、警察は後にこのバスを運転していた53歳の男を逮捕している。

警視庁・三田署によると、事故が起きたのは8日の午後9時ごろ。港区海岸2丁目(N35.38.39.2/E139.45.39.0)付近の都道で、道路を横断しようとしていた自転車と、交差点を左折進行していた大型観光バスが衝突した。

自転車は転倒。乗っていた同区内に在住する34歳の男性はバスにはねられ、近くの病院に収容されたが、骨盤骨折や内臓損傷が原因で間もなく死亡した。

バスはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報と酷似したカラーリングのバスを羽田空港で発見。ドアに衝突痕があることから運転していた53歳の男に職務質問したところ、事故に関与したことを大筋で認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で9日未明に逮捕している。

現場は片側2車線で、信号機の設置された交差点。調べに対して男は「何かにぶつかったことはわかっていたが、急いでいたので止まらなかった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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