日本工作機械工業会が発表した11月の工作機械受注速報によると受注総額は前年同月比8.6%減の472億6800万円と前年を割り込んだ。
2008年11月は、企業の設備投資の落ち込みから需要が急激に減少したが、その水準を超えられなかった。ただ、前月比では横ばいだった。
工作機械受注のうち、国内向けは同38.4%減の153億9200万円と不振だった。自動車や家電が依然として設備投資に慎重なため。
輸出は同19.3%増の318億7600万円と2008年を上回ったものの、全体を押し上げるまでは至らなかった。