矢野経済研究所は、「アイドルストップシステム市場」の調査を実施し、その結果をまとめた。世界的に乗用車の販売台数が落ち込むなか、アイドルストップシステム搭載車両は急増し、2009年の世界販売台数は約90万4000台となる見込み。地域別では、欧州市場がその大半を占め約88万1000台、次いで日本市場が約1万8000台となる見通し。今後、欧州地域でのCO2排出規制や、CO2排出基準の自動車税制への移行が同システムの普及を加速させる見込み。日本では費用対効果の高い燃費向上技術として、軽・小型車を中心に搭載が進む見通し。これらの結果、2015年の同システム搭載車両の世界販売台数は約1043万台になると予測する。また、2009年のアイドルストップシステム市場規模は約136億8000万円で、構成システム別にみると、そのほとんどをエンジン再始動システムが占める。2012年以降は高効率の電力回生技術を備えた次世代のアイドルストップシステムが登場すると予想、構成システムの中でもパワーマネジメントシステムが大きく伸張する。2015年のアイドルストップシステム市場規模は約1708億7000万円、年平均成長率は51.9%で推移すると予測している。
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