フォード フィエスタ、2010年ラリーマシン完成

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新型ラリーカー「フィエスタS2000」
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フォードモーターは19日、IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)最終戦のラリーオブスコットランドにおいて、新型ラリーカー『フィエスタS2000』を初公開した。

フィエスタS2000は、FIA(国際自動車連盟)が定める「スーパー2000(S2000)」ラリーカテゴリー参戦用に開発。スーパー2000は連続する12か月以内に2500台以上生産された4ドア車で、排気量2.0リットル以下、ターボや電子デバイスは装着禁止などのルールが定められている。

同車は、2010年シーズンのIRCやS2000ワールドカップへの参戦を目的に開発。フォードの英国パートカー企業、M-スポーツ社と共同開発された。M-スポーツ社は1990年代に活躍した『エスコートコスワース』をはじめ、最近では『フォーカスRS WRC』の開発を担当するなど、フォードのラリー活動をサポートしている。

フィエスタS2000は、1998ccの直列4気筒「デュラテック」エンジンを搭載。最大出力280ps、最大トルク26.5kgmを発生する。トランスミッションは6速シーケンシャル。クラッチはAP、ブレーキはブレンボで、可変式サスペンションも採用される。駆動方式はフルタイム4WDだ。

室内はスパルコ製バケットシート、ロールケージ、消火器など、スパルタンな空間に仕上げられている。

すでにフィエスタS2000は、欧州で3000kmに及ぶ走行テストを実施。2010年1月にホモロゲーションを取得後、19日に初戦を迎えるIRCのラリーモンテカルロでデビューを果たす。ドライバーにはマーカス・グロンホルム選手の起用も計画されている。

《森脇稔》

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