16日朝、東京都墨田区内の都道で、横断歩道を渡っていた高齢女性が進行してきた乗用車にはねられる事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた48歳の男を現行犯逮捕している。
警視庁・向島署によると、事故が起きたのは16日の午前7時40分ごろ。墨田区東墨田2丁目(N35.43.17.2/E139.50.10.2)付近の都道で、横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、進行してきた乗用車が衝突した。
女性は数メートル弾き飛ばされて全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡した。警察ではクルマを運転していた48歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は堤防沿いを通る片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていなかった。調べに対して男は「同乗者との会話に夢中になっており、横断してきた人に気づいたのは衝突直前だった」などと供述しているようだ。
死亡したのは現場近くに住む88歳の女性とみられるが、警察は引き続き身元調べを進めている。