BMWグループは9日、10月の世界セールスの結果を公表した。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、11万5252台。前年同月比は2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、BMWが前年同月比0.4%減の9万5859台を販売。『1シリーズ』が8.4%増の1万9404台、『7シリーズ』が71%増の4780台、『Z4』が126.2%増の2079台と好調だった。
MINIブランドの10月世界販売は、前年同月比11.1%増の1万9323台。『コンバーチブル』が336.1%増の2172台と伸びたほか、『ハッチバック』と『クラブマン』のエントリーグレード「ONE」が、91.1%増の3974台と売れている。
BMWグループの10月の市場別販売台数は、英国が前年同月比34.8%増の1万2991台、スペインが4%増の4693台となるなど、スクラップインセンティブ導入国が好調。また新興国では、中国が81%増の9558台、ブラジルが224.8%増の838台、インドが55.9%増の343台と高い伸びを示した。
BMWグループ全体の今年1‐10月累計販売台数は、前年同期比14%減の105万4811台。BMWグループのイアン・ロバートソン販売&マーケティング担当取締役は、「4月以降、販売は回復傾向にある。我々の目標は、2009年もプレミアムセグメントのトップメーカーとなることだ」と意気込みを語っている。