三菱商事は、ロシア最大手の自動車販売グループであるロルフグループ傘下にあるロルフ・インポートに40%資本参加したと発表した。
ロルフ・インポートは、ロシアでの三菱自動車の輸入卸売会社。三菱商事のロルフ・インポート社の株式出資額は7200万ドルだが、今後、ロルフ・インポートの業績などに連動し最大で2億ドルとなる。
ロルフ・インポートは1992年に三菱自動車のディーラー業を開始してからロシア市場で販売台数を拡大してきた。三菱車はロシア市場で、高品質/スポーティーなブランドイメージを確立、アフターサービスも高く評価され、輸入車の中ではトップ10のシェアを確保している。
三菱商事は、ロシアの自動車市場は、一時的に低迷しているものの、中長期的には成長が見込めると見ており、輸入車卸売会社であるロルフ・インポートへの出資を通じて、ロシアでの三菱車販売体制を強化する。