5日未明、鳥取県若桜町内の林道からクルマが転落しているのを、このクルマを捜索していた人が発見。警察に届け出た。クルマは道路から約20m下に転落して大破。車外に投げ出されていた男性は救出後に死亡が確認されている。
鳥取県警・郡家署によると、警察が事故発生を認知したのは5日の午前0時45分ごろ。若桜町吉川付近(N35.15/E134.24)の林道から乗用車が転落しているのを、このクルマを捜索していた男性が発見。警察に届け出た。
クルマは道路から約20m下まで転落して大破。近くには車外放出されたとみられる男性が倒れており、救出後に死亡が確認された。後の調べで、鳥取市内に在住する61歳の男性と判明している。
男性は4日夕方に外出したまま行方がわからなくなっており、発見者を含む親族が捜索していた。発見者は死亡した男性が「若桜町の林道で見る紅葉は素晴らしい」などと話していたことを思い出し、この林道を中心に探していたところ、路面のスリップ痕を見つけたという。
林道は幅員約4.5mで、細かなカーブが連続する区間。路肩を中心に約3cmの雪が積もっており、一部は凍結していたが、転落したクルマは夏タイヤのままだった。