ジャガーは16日、米国において新型『XJ』の限定車「ニーマンマーカス」を販売開始。わずか4時間4分で限定50台はソールドアウトとなった。
米国内に31店舗を擁する老舗デパートがニーマンマーカス。毎年10月になると、年末のギフト商戦に向けた通販カタログ、「クリスマスブック」が作られる。今年はジャガーとのタイアップにより、このクリスマスブックに新型XJの限定車が掲載された。
ベースグレードは、今年は7月に発表されたばかりの新型XJの米国向け最上級車、「XJLスーパーチャージド」。エンジンは5.0リットルV8スーパーチャージャー（470ps）を搭載する。
ボディカラーはセレスティアルブラックメタリックで、足元は20インチの10本スポークアルミホイールを装着。室内は「バターソフト」と呼ばれるネイビー＆アイボリーのフルレザー仕上げで、専用のゼブラノウッドパネルとコーディネートされた。トランクには5つのレザーバッグが用意される。
オーディオは英国のバウワース＆ウイルキンス製の20スピーカー1200W仕様で、8インチのタッチスクリーンモニターも標準装備。限定車を示すシリアルナンバープレートや、ドアシルにはイルミネーションプレートが添えられている。
XJのニーマンマーカスは、16日から限定50台を販売開始。10万5000ドル（約955万円）の価格にもかかわらず、50台は受付スタートからわずか4時間4分で完売した。購入者にとっては、納車がクリスマスではなく2010年初頭というのが玉に瑕だが、このご時世になんともうらやましい話である。
