4日午後、島根県太田市内の市道を通り掛った人から「崖下にクルマが転落している」との通報が寄せられた。警察は道路から約20m下で大破しているクルマを確認。運転していた76歳の男性を救出したが、男性はまもなく死亡が確認された。
島根県警・大田署によると、警察が事故発生を認知したのは4日の午後2時10分ごろ。大田市朝山町仙山島津屋(N35.16/E132.34)付近の市道を通り掛った人から「崖下にクルマが転落している」との通報が寄せられた。
これを受けて現場に急行した同署員が、約20m下で大破している乗用車を確認。地元消防が降下して確認したところ、運転席で高齢の男性を発見した。男性は救出後、意識不明の状態で病院へ収容されたが、まもなく死亡が確認された。後の調べで、同市内に在住する76歳の男性と判明している。
現場は幅員約3.5mで、カーブの連続する区間。クルマはカーブを進行中、ガードレールの途切れた部分から転落したものとみられる。
死亡した男性は前日(3日)午前に自宅をクルマで出発したまま行方がわからなくなっており、事故は3日に発生した可能性が高いとみられている。