逃走バイクを抑止しようとした警官、はねられて重傷

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9月28日午後、茨城県土浦市内の県道で、逃走バイクを抑止しようとした警官がはねられて重傷を負う事故が起きた。警察はバイクを運転していた20歳の男を殺人未遂の現行犯で逮捕。付近で発生した窃盗未遂事件との関連についても調べを進めている。

茨城県警・土浦署によると、事件が起きたのは9月28日の午後1時5分ごろ。これに先立つ同日の午前11時55分ごろ、土浦市荒川沖東2丁目(N36.1.33.2/E140.10.29.3)付近の県道を自転車で走行していた70歳代の女性に対し、後方から原付バイクが接近。運転していた若い男が自転車の前カゴに納められていたバッグをひったくろうとしたが、犯行は失敗。女性が大声を上げたことから、男はバイクで逃走した。

通報を受けた警察では窃盗未遂事件として捜査を開始。現場で同署・刑事3課に所属する45歳警部が被害者から事情を聞いていたところ、周辺を捜索していたパトカーが容疑車両に酷似したバイクを発見。現場に向かって走行してきたことから、警部はこれを抑止しようとしたが、バイクは減速することなく衝突してきた。

警部は転倒した際に右足を骨折する重傷。バイクに乗っていた20歳の男も路上に投げ出され、打撲などの軽傷を負ったが、警察はこの男を殺人未遂の現行犯で逮捕している。

調べに対して男は「パトカーから逃げるのに必死だった」と供述。殺意については否認しているという。

《石田真一》

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